あたたかいパンとシチュー

「重いとも。そしてその重さを楽しめ、雑種」

深淵を覗き見る?

突然ですが、96年版のギルガメシュ叙事詩訳本を取り寄せました。

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表紙にハトロン紙かけててわかりづらいですが、カバーも中表紙もカッコいいです。
元々ぷねうま舎の「ギルガメシュ王の物語」を読んでいたのですが、そろそろほんとの訳文と比較しながら読んでみたいなと…そういう理由で購入に踏み切りました。
もちろん、ぷねうま舎の方もすごく良いんですよね。(96年版読んでわかったことですが)訳註に値するものが本文に組み込まれてて、欠損部分が補われてる。史料じゃなくて「おはなし」として読めるのがすごく良いし、何より先生の日本語がすきです。
(最近メソポタミアの勉強メモばかり残してる理由なのですが、どうやらわたしは、月本先生の「ファン」になってしまったみたいなんですよね。特に先生の言葉…書かれる言葉も話される言葉もどっちもが、ほんとうに素敵だなと感じます。先生のような言葉を使えるひとになりたい。)

96年版は訳註もりもりで、かつ標準版、古バビロニア版…と細かくバージョン違いで読めるのが、すっごいなあという感じでした。訳註のおかげで、やっと「プック」が「詳細不明」であることがわかりましたよ。ずっと気になってた(ほんと、プックてなんなんだ…)。
しかし、まずは第一の書板ぶんだけ読んだのですが、やっぱりカロリー高いですね。ゆっくりいきます!

あと、96年版には先生の解説文がたくさん載っているんだけど、これが最高でした…。ほんとうにありがたいです。コヘレトの言葉との比較も載ってて、え?!てなりました。いや、古代オリエント文化の流れで旧約聖書も勉強中なのですが、コヘレトの言葉っていいな〜と思っていたところだったので…。こういう、突然の関連が出てくると、勉強って面白くなるなあ、なんて思ったり。

この辺りの勉強はほんとに先が長くて深いんだけど、締切も期限もないからすごく穏やかで豊かな感じがします。たのしいです。「これは!!」という発見があったら、またまとめようかなと思います。

追伸。
こういう書籍たちを踏まえて考えてみると、オリ博で出してた展覧会冊子「ギルガメシュ古代オリエントの英雄たち」はコンパクトで読みやすい、すごい冊子だったのでは?!って気がしてきました。図表や写真もカラーで見られるので、今も愛用?愛読?しています…😌