あたたかいパンとシチュー

「重いとも。そしてその重さを楽しめ、雑種」

エジプトばなし④(中王国時代+これまでのまとめ)

エジプトノート4回目。
今回も、FGOに役立ちそう(?)なとこだけ書き留めます。

◆中王国時代(前2055〜1650)
《概観》
第一中間期の最後にエジプトを再統一したテーベの第11王朝から始まる時代。改めて中央集権化をやり直した時代でもあります。
・首都はテーベ。さらにイチタウイへ
・守護神はテーベの主神「アメン」に
・親子ファラオでの共同統治制も一部導入
・最終的にはまたしても中央集権が崩壊し、第二中間期へと移行

やっぱり注目したいのはアメン神信仰がここで始まったことですね。アメン神は後の新王国時代に太陽神ラーと習合して、「アメン・ラー」なる国家神になるわけですが。
これは、オジマンディアス王の「誕生名(太陽の息子名)」であるところの「Ramessu mery Amun(ラムセス・メリアメン)」のアメンですね!!(げんき)
mery Amun」は、「beloved of Amun」…つまり、「アメン神に愛されし者」の意。ちなみに蒼銀の王様は、攻撃する時に「……アメンの愛よ(メエリィアメン)」って呟いたりしていますね。宝具名では無いらしいので、なんだろ、祈り的な何かなのかもしれないです。


《官僚体制と文学の時代》
中央集権化を進めるにあたり、中王国時代では徹底した官僚制がとられたそうです。文章語である「中エジプト語」が完成したのもこの時代。さらには名作古典・「シヌヘの物語」に始まり、たくさんの文学作品が産まれた時代でもあったのだとか。こないだ買った「エジプト神話集成」にめちゃ載ってるのであとで読みます。
お隣メソポタミアでは、「ギルガメシュ叙事詩」や「ハンムラビ法典」が成立した時代です(ギルくんが王様やってたのはもっとずっと昔ね)。
なんというか、オリエント全体として法と文学の大波を感じる時代だな〜って思います。(なんと今週末、単発でエジプト語を学びにいきます…。大丈夫なのか…??)


《約1500年を振り返る》
今回までの流れを振り返ってみると、ざっくりこんな感じかなー…と。

[初期王朝・古王国時代
・現人神としてのファラオの登場
・エジプト全土を統一した強大さ
  ↓
[第一中間期]
・地方の有力者が発生。富の再分配
・ファラオの無条件な絶対性が崩れる
  ↓
[中王国時代]
・ファラオの政治に「正義」が求められる
・計画的な中央集権体制の構築


こうしてみると、日本人の古代エジプト像、ファラオ像って、古王国時代で止まってるような気がしてなりませんね。中王国時代ではもはや、「いけいけどんどん!!」な為政はできない。寧ろすごく堅実な政治が求められてる時代に足を踏み入れてるんだ。


さて、オジマンディアス王の世まであと400年ほど🏃‍♀️💨