あたたかいパンとシチュー

「重いとも。そしてその重さを楽しめ、雑種」

6月月いち講座 :古代エジプトの装身具について

6月の古オリ月いち講座は、古代エジプトにおけるアクセサリーがテーマでした(たすかる)。今月も様々を侵害しない程度のかんたん受講メモを残します。

【ざっくり概要】
古代エジプトにおける装身具の存在は、出土した実物資料のほか、各時代の壁画や「オブジェクトフリーズ」、「死者の書」内の記載にみとめられる
・装身具には、「①邪悪な力から身を護る」「②装着者のアイデンティティを示す」といった2種類の用途目的が考えられる
・副葬品として用いられる装身具も同様だが、特に②に関しては、「被葬者の身分をあらわす」だけではなく、「死者をオシリス神と同一とみなす(=オシリス神としてのアイデンティティを手に入れる)」ことも重要な目的だった
・中王国時代からは、洗練されたデザインかつ多種多様な装身具が高い技術で作成される。赤色樽型ビーズは「セウェレト・ビーズ」として首飾りに、「ジェレテト・ビーズ」として手元の飾りに使われ、特に象徴的


【気づいたこと&感想】
装身具の例として、もっぱら少女の髪飾りに使われていた「魚型の護符」が挙げられていましたが、これは「ウエストカー・パピルスの物語」にも出てくるのでメモ。

(「Ⅲ スネフル王の御代の奇蹟ー娘漕手たちの話」あらすじ) ※第4王朝スネフェル王のこと
ある日、暇を持て余したファラオの気晴らしに、王宮の美しい娘たちの舟遊びをご覧に入れることになりました。ところが舟遊びの最中に、ひとりの娘の「新しいトルコ玉の魚形の耳飾り」が池の中に落ちてしまいます。娘はかなしみましたが、典礼司祭が呪文を唱えるとなんと池の水の半分が持ち上がり、無事、耳飾りが見つかったのです。かくして、ファラオはお祭り気分になりました。

…というお話。「ウエストカー・パピルスの物語」の本題はここじゃないんだけど、華やか〜なエピソードで、結構好きです。


それにしても、出土した装身具の写真を見ると、どれもすごくかわいいです。特に、丸くてでかい耳飾り(直径5センチ弱)とかふつうにかわいい。
パッと見でエジプトぽいな〜となるのは、やっぱり襟飾りなのかな。さすがにあのキラキラ襟飾りをつけて歩くのはきついけど、マットなビーズのネックレスを身につけるくらいだったら、ふだん服にも取り入れられそうだな〜とか思います。
わたしは太陽の船メスケテトのリングを普段使いしてますが…、こういう“概念礼装探し”、めちゃくちゃ楽しい!