あたたかいパンとシチュー

「高所恐怖症パイロット?」

夏だ! 海だ! 蒼銀のフラグメンツだ!

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本日の東京はなんと37度!
こんな真夏日に、無策で外に出るはまさしく自殺行為というものです。というわけでわたしはエアコンの効いた部屋の中、ファミマのアイスコーヒーをがぶがぶ飲みながら、蒼銀の履修を進めています。

小説版は数ヶ月前に読み終わっているので、今はドラマCDを履修中。
通勤時間などを使いながら聴き進めて、今日の昼に4巻までを2周聴き終わりました。1周目は純粋に楽しんで、2周目は時系列整理をしながら聴いています。(まじめ…)


蒼銀は、やっぱり好きなお話です。
基本的に切ないんだよね。マスターたちも、サーヴァントたちも、よく言えば「真っ直ぐな」、悪く言えば「視野の狭い」感情(愛)を抱いていて。それらが根源ガール(愛歌)の「恋」に蹂躙されていくんですよ。く〜っ、悔しい。
けれど、みんなの「愛」が無駄だったのかといえばそうではなく、最後には、みんなの愛がアーサーにつながっていく展開になるのですが。


小説版とドラマCD版、どちらも同じ1991年の聖杯戦争を描いていますが、描き方の切り口が違います。
小説版は「陣営ごとに」、
ドラマCD版は「時系列で」、
1991 年の聖杯戦争を追いかけていく…。ちょうど、縦軸と横軸みたいな、そういう構成の違いがあるんですね。

ドラマCD版の方が分かりやすいけど、小説版は小説版で、桜井先生の文章に加え、中原先生の大量のイラストが見られるメリットもある。中原先生のイラスト、好きなのよね。(わたしはハンセムの雷我くんが好きです(まーたそういう男を……))。

ていうかね、蒼銀をドラマCDにしたのはホント大正解だと思います。
桜井先生の文章って、すごくドラマCD向きというか…音で聞く方が良さが伝わる文章だなと思うので…。

これは多分…本当にたぶん、なんだけど、桜井先生の文章は、「文章が音声で再生されたときの速度が意識されてる文章」だと思うんだよね。「たっぷり間をとって、一言一言聞かせるセリフ」、「(よくわからないけど)細かな用語が、サラサラと高速で流れていく場面」、「『いいえ、いいえ』と、心の底に何度も反復させたい思案」とか。そういう主張がある文章だなって。
桜井先生のFGOテキストが読みづらい…って人がいるのも知ってるんだけど、たぶんそれは、文章のスピード感がコントロールされてることに負荷を感じるタイプの人なんじゃないかなと思います。だとすればその主張はわかるし、故に、「ドラマCD」にしたのは正解だなと思うわけです。話が逸れました。


いやしかし、やっぱり蒼銀は王様が活躍してくれるところがいいですね。東京湾に大神殿を顕現させるとか、その最強展開を用意してくれただけで感謝って感じです。あとは、巽&ジキハイペア、エルザ&アーラシュペアも無茶苦茶アツい。(巽は死んじゃいけない人財でした…)この辺は、1エントリじゃとても語れないので、日を改めて。


ところで。
ドラマCDボックスのスーツ着てる王様(写真奥のイラスト)、めちゃよくないですか???
今までに観測した王様のイラストの中で、一番好きなんですが…。どう!?

追伸 写真手前に写ってるのは、父親から譲り受けたJBL Go3です。小さいのに良い音がでて最高です🙏