あたたかいパンとシチュー

「高所恐怖症パイロット?」

ツングースカ・サンクチュアリをクリアしました

YouTubeで、W光コヤンでオジマンディアス王を挟んで、皇帝特権→即宝具→皇帝特権重ねがけできるっていうのを見た。

…やりたい!!!

が、しかしですよ。
王の力添えを目途に妖しい美女を招きいれるというのは…もう、まさに傾国の予感がする。謂わばわたしは目先の武力に惑わされた宰相…みたいな立場だ。やばそう。

ということで、コヤンスカヤをお迎えしていいのかどうか、わたしには確かめる責務があったのです。そういう文脈の、ツングースカサンクチュアリでした。

そして、そんな長い前フリを踏まえた結論。

……コヤンち、お迎えしてえなあ( ; ; )

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てっきり玉藻シリーズだと思っていたコヤンちゃんは、全然、違ったんですね。ツングースカ大爆発によって失われた命たちの叫び。動物の同胞としてヒトを愛しながら、動物たちの理から離れたヒトを憎む背反の存在。
カルデアの人理とも、異聞帯の理とも、異星の神とも独立した存在だったんだ。
そういう孤独さを最後の最後まで見せず、妖艶な女スパイ感で旅をしていたコヤンちゃんは、カッコ可愛いなと思いました。

一方、新登場の太公望とニキチッチにも、コヤンちゃん(仮)との因縁があって。その因縁がかなり個人的なもので、かつエモーショナルな話…てのは結構好きな構造です。けど、シナリオの中でちょっと分かりづらいというか…伝わりづらい気がして、惜しいなと思いました。

リソース的にも精神的にも過酷な戦いだったアトランティス・オリュンポス、アヴァロン。それらを経て辿り着いたツングースカで、獣と共存する道をカルデアが選べるというのは、本当に意味があることだと思うんだけど。
…このイベントって当初はレイドだったんだよね? 構造上、スルトくん達をボコさなきゃいけないのがイマイチだと思います。ボコしに行くために、シナリオ的にも遠回りをしちゃっているのももったいない。
これはレイドイベントにしないで、静かに、静かに、コヤンスカヤのツングースカを見て回って、太公望達のエピソードをふんだんにはさみこみながら、「なんてうつくしくて切なくて儚い世界なんだろう」としんみりしつつ、最後にボス戦としてコヤンと一戦交え、ラストシーンに繋げるのが良かったんではないかと思ってしまいます。

あとライターなんですけど、最後のシーンは桜井先生だと思いますが、道中の繋ぎシーンは別のひとが書いてるような気さえする。
やっぱり、レイドじゃなくて、とにかくしんみり静かな渋いイベントにして、桜井先生に重苦しい地の文を書きまくって欲しかったなーと思います。ソシャゲとしてどうなんだ?てのはさておいて…。


閑話休題
とにかく、コヤンちゃんの美しいラストカットが見られてよかったです。次にPUが来たら引きたいなと思いました。
ビースト戦は1コンテでクリア。スクショはコンテ直後の様子です。

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伊吹ちゃんがつよつよだったですね。王様の「太陽神の加護」の強化成功率upも噛み合ってて良かったです。バトグラ、伊吹ちゃんの雲に隠されてしまうんですがね…。


追記:
コヤンを宇宙に射出する話、異星からやってくる「異星の神」との対比なのかな?と思っていたけれど、そも、ツングースカ大爆発が隕石によるものだから、「故郷に帰す」的な意味もあるのかもしれない(もちろん、ツングースカ内の動物達からしたら、ノアの方舟により新天地へ、という見え方になる)。
つまりコヤンは、異星から来たのに、地球の動物達の感情を抱え込んでしまっていて、かつビーストに祀りあげられてしまっているという…ねじれた構造を備えたキャラクターなんですね。いいキャラクターですね。。。